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重要な契約条項

契約の成立

アフィリエイトはアクセストレード

本項では、アフィリエイト契約の重要な契約条項として、契約の成立について解説しています。

アフィリエイト契約は、一般的には、規約への同意か、契約書の使用によっておこなわれます。規約への同意によって契約が成立するかどうかについては、不明な点が多く、問題となる可能性があります。

企業間の契約は、リスクが多いため、できるだけ書面(=契約書)を残す形式でおこなうべきです。

規約かアフィリエイト契約書か

般的なアフィリエイト契約は、ウェブ上での規約の同意または契約書の使用によって結ばれます。この点については、一般的なウェブ関連のサービスと同様です。ただ、契約の成立については、通常の契約とはやや内容が異なります。

アフィリエイト契約は、一定の審査の合格や、その後の初期費用(加盟料、入会金、登録料など)の入金をもって成立する内容が多いようです。つまり、単に規約に同意したり契約書にサインしたりしただけでは、契約が成立しません。

この点につき、ウェブ上の、いわゆる「規約への同意」が、法的に有効かどうかという問題があります。このような形式の契約を「クリックオン契約」といいます。クリックオン契約の有効性については、日本では、いまのとおころ法的な根拠や明確な判例がありません(アメリカでは、有効とされる判例があります)。このため、ウェブ上の規約への同意は、法的な安定性に欠ける可能性がる、というリスクがあります。

アフィリエイトの契約はできるだけ契約書で

広告主・マーチャントとしては、アフィリエイト契約をクリックオン契約とすることは、事務手続きを簡素化できるメリットがあります。また、文書での契約ではありませんので、印紙税(収入印紙)を必要としないメリットがあります。しかしながら、これ以外には、目立ったメリットはありません。

逆に、デメリットとしては、先述のように、法的安定性に欠け、契約の存在の証拠として機能しないデメリットがあります。この点は、単純にトラブルになった際に契約内容の確認等で問題となるほか、税務署からの税務調査の際に、税務署の担当官に開示する資料として機能しないという問題もあります。

また、一般的なアフィリエイトのウェブ上の規約は、ASPの都合によって、勝手に変更できるような内容となっています。これは、広告主・マーチャントにとっては、勝手に不利な内容に変更されてしまうこともありうるということになります。このため、非常にリスクが高い契約条項といえます。

以上のようなリスクを抑えるためにも、アフィリエイトの契約は、できるだけ書面(=アフィリエイト契約書)を使用して結ぶべきです。

アフィリエイトはアクセストレード

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最終更新日2010年2月10日