アフィリエイトの注意点
悪質なサイト・ブログ・メルマガへの掲載
本項では、悪質なサイトへの広告の掲載によるリスクとその対策を解説しています。
アフィリエイトの注意点のひとつとして、悪質なサイト・ブログ・メルマガへの掲載による、企業・商品のブランド価値の低下があります。
このような注意点への対策として、広告の掲載を承認制とし、悪質なサイトを排除します。この際、ASPと広告主との作業分担が重要となります。
「こんなサイトにまで広告を掲載している」
アフィリエイトを利用する場合、広告主・マーチャントは、膨大な数のアフィリエイターとその運営するサイト・ブログ・メルマガへの広告の掲載を検討することになります。当然ながら、そのすべてが良質であるとは限りません。中には、広告主・マーチャントにとってふさわしくないアフィリエイターや、企業・商品のブランド価値を低下させるサイト・ブログ・メルマガなどもありえます。
単に売上に貢献しないのであれば問題ないと思われがちですが、問題は売上だけの話ではありません。特に一般消費者向けの商品・サービスの広告の場合、このような悪質なサイト・ブログ・メルマガに広告を掲載してしまうと、一般消費者から、「こんなサイトにまで広告を掲載している」と思われてします可能性があります。つまり、広告を掲載することそのものがリスクとなる可能性があります。
また、悪質なサイト・ブログ・メルマガであっても、広告掲載の方法によっては、非常に成約率が高くなることがあります。一見すると、売上が上がるため、問題ないものと思われがちですが、これも場合によっては問題です。というのも、このような広告掲載の方法は、一種の詐欺まがいの方法であることもあるからです。このような方法では、成約後にトラブルになるリスクも高くなります。
ブランド価値の維持とサイト・ブログ・メルマガの審査
このような問題を防止するため、一般的なアフィリエイトでは、サイト・ブログ・メルマガを承認制とし、承認を得られたもののみに広告の掲載を許可します。承認制とすることで、広告主・マーチャントの企業としてのブランドと、商品・サービスのブランドを維持することができます。
この点について、広告主・マーチャントとASPのサイト・ブログ・メルマガの審査の役割分担が重要となります。特に、広告主・マーチャントの審査に対する考え方や審査能力とASPの審査に対する考え方や審査能力は必ずしも一致するとは限りません。このため、あらかじめ審査基準や審査に対する考え方は、ある程度すり合わせておくことが重要です。この役割分担は、ASPによって異なりますので、ASPとアフィリエイト契約を結ぶ前に、必ず確認します。
なお、広告掲載をアフィリエイターに公開せずに、アフィリエイターを指定して広告を掲載してもらうこともできます。これを、「非公開案件」や「クローズド案件」といいます。案件を非公開とすることで、無駄な審査を省くことができます。また、集客力のあるアフィリエイターのサイト・ブログ・メルマガにのみ広告を掲載することができます。
関連項目
- 特になし